主人公が未熟な生徒たちを徹底的に許しません。
きまぐれや思いつきや偶然を事故というのですが、それが人の命に関わる時には「故意」だからです。 あとからあとから展開が見えてきて、その度に地図は全面的に書き換えられていかざるを得ない。 最後に鳥瞰図として眺めるとしても、どこに出発点があったのかもわからなくなってしまっています。まるで小説の人物たちが動き出して暴走し始めたかのように。 なにも知らされず彼らのゲームは始まっていて、誰の思いからもはずれていくしかないぶつかりあいのブラウン運動です。それでも彼らは全体として一つの方向に向かって落ちていくのでした。 もしかすると?とルールなども見え隠れするも疑心暗鬼、でもそれは単純な法則などではなく、考えても考えても、実験的には例外、または異例な矛盾でしかなく、まったく頭を休めさせてくれないもの。そうなる理由が各々にあり、語り尽くされる前にずれてしまう、なぜなら時間は刻々と変わっていってしまうから。 ただ、真っ暗な中、見えない状況なのに、あみだくじをまたやりなおしたとしても、それはまた同じところに来てしまうというやりきれなさ。 それは故意なのか偶然の事故なのか。 どちらにしてももう命はかえらないということだけはこんなにもどうしようもなく迫ってくるのです。 "last flowers" Radioheadを聞きこんでいるうちに、"The Flare" Hiatusとか。
by swayingdaisies
| 2010-07-03 10:42
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